【6月20日 AFP】世界保健機関(WHO)は19日、西アフリカのギニアにおけるエボラ出血熱の流行終息を公式に発表した。ギニアでは2月に2回目となる流行が宣言され、12人が死亡した。

 WHOの統計によると、感染者は16人、感染が疑われた人は7人に抑えられ、ギニアやリベリア、シエラレオネを中心に1万1300人以上が死亡した2013~16年の流行の経験が生かされた。

 ギニアでは1月末にエボラウイルスが出現していた。

 国際的な取り決めでは、新規感染例がウイルス潜伏期間の2倍にあたる42日間報告されなければ、流行の終息を宣言できる。

 ギニア保健省幹部はAFPに対し、5月8日に最後の患者が回復し、今月18日に42日が経過したと述べた。

 WHOはギニアにワクチン約2万4000回分を提供し、最前線で働く2800人以上を含むハイリスク者1万1000人が接種を受けたと発表した。(c)AFP