【8月7日 AFP】東京五輪は6日、サッカー女子決勝が行われ、カナダが1-1の同点で迎えたPK戦を3-2で制してスウェーデンを下し、初の金メダルに輝いた。

 試合は前半、スウェーデンが今大会チーム最多の5得点目となるスティーナ・ブラックステニウス(Stina Blackstenius)の先制ゴールでリードしたが、後半にはカナダがジェシー・フレミング(Jessie Fleming)のPKで同点に追い付いた。延長戦にもつれ、結局120分間でも勝負は決着がつかなかったが、カナダは迎えたPK戦でGKステファニー・ラビー(Stephanie Labbe)が2本のキックを止め、優勝した。

 カナダを率いるベブ・プリーストマン(Bev Priestman)監督は、「カナダサッカーを永遠に変えてしまうような歴史的瞬間をつくりたかった。そうできたことを願っている」とコメントした。

 一方、敗れたスウェーデンは、1984年に行われた欧州女子選手権(UEFA Women's Euro)の第1回大会で優勝して以来となる、悲願のメジャータイトル獲得はお預けとなった。

 スウェーデンのフリドリーナ・ロルフォ(Fridolina Rolfo)は、「試合中は良い感覚で勝機もあったので、とても失望している」と落胆していた。(c)AFP/Martyn WOOD