【8月7日 AFP】東京五輪は6日、陸上の決勝種目が行われ、女子1500メートルではケニアのフェイス・キピエゴン(Faith Kipyegon)が連覇を飾り、オランダのシファン・ハッサン(Sifan Hassan)が狙った史上初の3冠達成を阻んだ。

 キピエゴンは3分53秒11でフィニッシュし、ルーマニアのパウラ・イバン(Paula Ivan)が1988年のソウル大会で残した五輪記録を33年ぶりに更新した。

 英国のローラ・ミュア(Laura Muir)が国内新記録の3分54秒50で銀メダルを獲得し、ハッサンは3分55秒86で銅メダルだった。2日に行われた5000メートル決勝で金メダルを獲得しているハッサンは、7日には1万メートル決勝を控えている。

 田中希実(Nozomi Tanaka)は3分59秒95でフィニッシュし、8位入賞を果たした。

 一方、男子5000メートルではウガンダのジョシュア・チェプテゲイ(Joshua Cheptegei)が金メダルを獲得。この距離で世界記録を保持するチェプテゲイは、1万メートルでの銀メダルを埋め合わせる勝利を飾った。カナダのモハメド・アハメド(Mohammed Ahmed)が銀メダル、米国のポール・チェリモ(Paul Chelimo)が銅メダルを獲得している。

 また女子やり投げでは中国の劉詩穎(Liu Shiying)が66メートル34の投てきで金メダルを獲得した。

 64メートル61を投げたポーランドのマリア・アンドレイチク(Maria Andrejczyk)が銀メダル、わずか5センチ差でオーストラリアのケルシー・リー・バーバー(Kelsey-Lee Barber)が銅メダルに続いた。北口榛花(Haruka Kitaguchi)は55メートル42で12位に終わった。(c)AFP