【8月4日 AFP】東京五輪に出場したニュージーランドの選手らが、帰国便で酔っ払ったり、マスクを客室乗務員に投げつけたりしたとみられることが、4日明らかになった。これに先立ちオーストラリア選手団の一部が帰国便で迷惑行為に及び、航空会社が苦情を訴えていた。

 ニュージーランドの選手らは、東京からクライストチャーチ(Christchurch)に向かう機内で酒を飲んで酔っ払った他、使用済みマスクを客室乗務員に投げつけて新型コロナウイルス規制に違反するなど、迷惑行為があったとの批判を受けている。

 地元ニュースサイト「stuff」によると、あまりの騒ぎにパイロット1人が操縦室から出て、選手らに落ち着くよう注意したという。

 NZオリンピック委員会(NZOC)の広報担当アシュリー・アボット(Ashley Abbott)氏は、「航空会社からの苦情は一つも受けていない」と明かし、「何年もトレーニングを続け、長い道のりを経て五輪で大きな成功を収め、2週間の隔離に入る前にチームメートらと祝いたい気持ちは理解できる」と述べ、選手らを擁護した。

 ただアボット氏は、新型コロナウイルス規制違反の疑いで調査が行われているかとの質問には回答していない。(c)AFP