東京五輪の銀メダリストがコロナ対策違反、参加資格無効に
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【7月31日 AFP】東京五輪で銀メダルを獲得したジョージアの柔道選手2人が、新型コロナウイルス感染対策のルールに違反して選手村から外出したとして、大会のアクレディテーションをはく奪された。同国国内オリンピック委員会(GNOC)が31日、明かした。
五輪が開幕して以降、チームメンバーが練習と大会出場以外に選手村を出ることを禁止した新型ウイルス対策の厳格なルールに違反したとして、選手に処分が下されたのは今回が初めてのケースとなる。
GNOCによると、男子66キロ級で銀メダルを獲得した27歳のバジャ・マルグベラシビリ(Vazha Margvelashvili)と、男子73キロ級の銀メダリストで29歳のラシャ・シャフダトゥアシビリ(Lasha Shavdatuashvili)は、日本に住む「仲の良い知人の一人」に会うため選手村を出たという。その知人の氏名は明かされていない。
GNOCはAFPに対し、「彼らが選手村を出るとき、出口で誰にも止められなかった。だから外出できると思ってしまった」と明かした。
「厳しいロックダウン(都市封鎖)の期間があり、大会も毎日大変だから、彼らはリラックスするために、ただ外の空気を少し吸いたかっただけなんだ」
両選手は決勝に進んだものの、どちらも日本人選手に敗れて銀メダルとなった。
GNOCはまた、両者のアクレディテーションは30日に無効となり、母国に帰るために日本を後にしたと述べた。(c)AFP