【7月29日 AFP】東京五輪の柔道女子63キロ級で、コーチに平手打ちされるなどの映像がSNS上で拡散されていたドイツ代表のマルティナ・トライドス(Martyna Trajdos)が、問題視されている行為は試合前の儀式だと説明した。

 動画内では、トライドスがコーチから柔道着をつかまれて乱暴に揺すぶられたり、両頬をたたかれたりしている様子が確認され、これを見た人々からは困惑や不安の声が上がっていた。

 しかし、本人は自身のインスタグラム(Instagram)に問題の動画を投稿し、「あれは試合前に自分で選んだ儀式! コーチは私が気合を入れるために頼んだことをやっているだけ」と説明。

 2回戦でハンガリーのソフィ・オズバシュ(Szofi Ozbas)に敗れたトライドスは、「もっと強くやってもらわないといけなかったみたい」とし、「きょうは違うことで話題になれたらよかった」とつづった。(c)AFP