【7月23日 AFP】中国は22日、世界保健機関(WHO)による新型コロナウイルスの起源に関する追加調査計画について、「常識を尊重せず、科学に対して傲慢(ごうまん)」だと述べた。

 中国・武漢(Wuhan)にある研究所の調査を求めて米国が圧力を強める中、WHOは先週、新型ウイルスの起源に関する国際調査の第2段階では、同研究所の監査を実施すべきだとの見解を示した。

 しかし、中国国家衛生健康委員会(NHC)の曾益新(Zeng Yixin)副主任は記者会見で、追加調査計画について、「常識を尊重せず、科学に対する傲慢さ」が表れていると述べた。

 米国は中国の姿勢を批判し、ジェン・サキ(Jen Psaki)大統領報道官は「無責任であり、率直に言って危険だ」と非難し、「今は協力を拒む時ではない」と述べた。(c)AFP/Jing Xuan TENG