【7月17日 AFP】東京五輪に出場するバスケットボール男子の米代表は16日、同国プロバスケットボール(NBA)のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)に所属するケビン・ラブ(Kevin Love)が、シーズン中から痛めていた右ふくらはぎのけがを理由に代表メンバーを辞退したと発表した。

 米代表は、前日にもワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)のブラッドリー・ビール(Bradley Beal)が新型コロナウイルス感染対策規定の対象となり、チームを離脱していた。

 この2人の代替選手には、デンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)に所属するジャベール・マクギー(JaVale McGee)とサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)でプレーするケルドン・ジョンソン(Keldon Johnson)が指名された。

 USAバスケットボール(USA Basketball)のジェリー・コランジェロ(Jerry Colangelo)会長は、「ブラッドとケビンの件に関して、われわれの心は本当に張り裂けている。彼らは全てのことに貢献してくれていたが、残念ながらそれぞれの理由で東京には一緒に行けなくなった」と説明した。

「ケルドンは練習合宿でもラスベガス(Las Vegas)のエキシビションゲームでも、非常にプレーが好調だった。サンアントニオ・スパーズの選手なので、グレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチ(HC)がチームに求めることは、よく分かっている」

「ジャベールは2009年から米代表チームのメンバーに入っている。インサイドで貴重な存在感を示してくれると確信している」

 米代表は、18日にラスベガスでスペインとの強化試合に臨むことになっている。(c)AFP