WHO、中国研究所の「監査」提案 コロナ起源調査の次段階で
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【7月17日 AFP】世界保健機関(WHO)は16日、新型コロナウイルスの起源に関する調査の第2段階では、中国での追加調査と研究所の「監査」を実施すべきだとの見解を示した。
WHOは、加盟各国との非公開会合の冒頭でテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長が行った発表の内容を公表。それによるとテドロス氏は、調査の次段階での優先事項として、「2019年12月に最初のヒト感染例が確認された地域で活動していた関連研究所や研究機関の監査」を含む5項目を提案した。
テドロス氏はまた、「新型コロナウイルス流行の兆候が最も早期にみられた地理学上の地域を優先して調査」すべきだと表明。新型ウイルスが最初に確認された武漢(Wuhan)市とその周辺にある生鮮市場での追加調査実施も提案した。
新型ウイルスの起源をめぐるWHOの現地調査は、ウイルスが最初に確認されてから1年以上たった今年1月にようやく実施された。だが3月に公表された報告書では明確な結論に至らず、より徹底的な調査実施を求める声が上がっていた。(c)AFP