【7月15日 AFP】21F1第10戦英国GP(British Grand Prix 2021)に出場するマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)は14日、サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)決勝で強盗被害を受けて寝不足に悩まされていると明かし、「完璧な状態ではない」と認めた。

 21歳のノリスは、PK戦の末にイングランドがイタリアに敗れた欧州選手権決勝を観戦していたが、英ロンドンにあるウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)を後にする際、4万ポンド(約600万円)相当の腕時計を奪われた。

 ノリスは英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対し「正直に言って完璧なコンディションではない」と明かし、「メンタル面で課題がある。心の健康やメンタル面の強さはとても重要だが、あまり熟睡できていない」と語った。

「理想的な状況じゃないし、少し痛みも感じる。けれど、ウェンブリーで僕よりもひどい目に遭った人たちがいる。しっかりと取り組み、できるだけ最高の状態にするつもりだ。戦えると思うし、やらなくてはいけないことに集中する。それが一番だ」

 ドライバーズランキングで4位につけているノリスは、今季の全レースでポイントを獲得している唯一のドライバーとなっている。

 ノリスは自身の強盗被害について、「とにかく不運だと思う。詳しく話したくないが、ここにいられることをただありがたく思う」と付け加えた。(c)AFP