【7月16日 AFP】USAバスケットボール(USA Basketball)は15日、米代表メンバーのブラッドリー・ビール(Bradley Beal)が東京五輪に出場できなくなったと発表した。

 同国プロバスケットボール(NBA)のワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)に所属するビールは、同日に新型コロナウイルス感染対策規定の対象となった。東京五輪への不参加は確定したが、ウイルスに感染したかどうかは公表されなかった。

 代替選手については後日発表されることになっており、ラスベガス(Las Vegas)で10日前から行われている合宿に参加しているNBAの選手から選ばれるとみられている。

 一方、デトロイト・ピストンズ(Detroit Pistons)でプレーするジェラミ・グラント(Jerami Grant)も感染防止規定の対象になったことが発表された。USAバスケットボールは「万一に備えて」の措置としているが、東京五輪に参加できるかどうかの詳細は明かさなかった。

 また合宿の主催者は同日、16日に予定されていたオーストラリアとのエキシビションマッチが、「衛生安全対策」のため中止になったと発表した。

 米代表は今回の強化試合で1勝2敗と黒星が先行したまま、18日に最終戦のスペイン戦に臨むことになる。

 米代表は現在NBAファイナルを戦っているフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)のデビン・ブッカー(Devin Booker)、ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)のクリス・ミドルトン(Khris Middleton)とジュルー・ホリデー(Jrue Holiday)の3人が合流してから19日に日本に出発し、25日に五輪の初戦を迎える。(c)AFP