■午後5時

 選手村に戻ったら、「ビレッジプラザ(Village Plaza)」に立ち寄るのもよい。日本の伝統建築技術の粋を集めた木造の中心的施設だ。

 ここにはATM(現金自動預払機)、クリーニングサービス、ヘアサロン、カフェなど選手村の生活を支えるサービスがそろっている。観光がご法度のアスリートにとっては、お土産を買うチャンスでもある。

■午後7時

 すでに外は暗くなり始めている。選手村に戻った選手らは、17台ある自動運転バスで、自分の居住ブロックを目指す。バスは19人乗りで、村を24時間循環。念のため人間のオペレーターも乗車している。

■午後8時

 夕食後、自室にこもる義務はない。選手村のレクリエーションセンターには、任天堂(Nintendo)のゲーム機やリラックス空間が用意されている。水際の公園を散策するのもよい。

 とはいえ、屋外で食後のビール一杯という選択肢はない。グループや公共スペースでの飲酒は禁止だ。

 組織委員会によると、規則に違反した場合、罰則が科される。大会参加資格の剥奪もあり得るという。

■午後10時

 大会への家族同伴は許されていない。しかし就寝の前に、無料Wi-Fiを利用して故郷の大切な人とおしゃべりができる。(c)AFP/Etienne BALMER