【7月7日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)の試合中に心停止で倒れ、現在療養中のデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)が、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン(Aleksander Ceferin)会長から同大会の決勝に招待されていることが分かった。

 UEFAの広報担当者はAFPに対し、エリクセンとパートナーが「会長から直接招待を受けた」と明かしたが、「来るか、休むことを優先するかは分からない」という。

 エリクセンは6月12日の試合中に倒れ、ピッチ上でCPR(心肺蘇生法)を受けた。以来、激動の大会を送っているデンマークは、驚きの優勝を成し遂げた1992年の欧州選手権以来となる主要国際大会での4強入りを果たし、7日の準決勝では英ロンドンのウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)でイングランドと対戦する。

 デンマークを率いるカスパー・ヒュルマンド(Kasper Hjulmand)監督は、「われわれは今も彼のために、そして彼と一緒に戦っている」と述べ、「彼が決勝に来て、われわれがそこでプレーしていたらいいなと思う。そうなったら最高だ」と話した。

 現役を続行できるかは不透明となっているエリクセンは、現在自宅からチームを応援している。(c)AFP