【7月7日 AFP】米国が国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の排除を目指し、アフガニスタンに軍事介入した2001年からの20年を図解でまとめた。

「永遠の戦争」とも呼ばれるアフガン戦争は、2001年9月11日に米国で起きた同時多発攻撃を受けて始まった。米軍は旧支配勢力タリバン(Taliban)との闘争を20年にわたり継続し、多くの命が奪われたものの、大きな成果にはつながっていなかった。

 米中央軍(CENTCOM)は6日、米軍のアフガニスタン撤収が9割以上完了したと発表。米軍の撤退により、アフガン政府は単独でタリバンとの戦いに臨むことを強いられている。

 アフガニスタンでは複数の州で戦闘が発生しているが、タリバンは特に北部の地方部で激しい攻勢をかけており、過去2か月で数十の郡を掌握した。

 タリバンが急速に勢力を拡大する中、先週には米軍の対タリバン作戦拠点となっていたバグラム空軍基地(Bagram Air Base)がアフガン側に引き渡され、米軍の空爆支援が大幅に縮小。国内情勢の悪化につながる恐れが出ている。(c)AFP