【7月5日 AFP】イングランド・プレミアリーグのクリスタルパレス(Crystal Palace)は4日、退任したロイ・ホジソン(Roy Hodgson)前監督の後任として、パトリック・ビエラ(Patrick Vieira)氏を招聘(しょうへい)したと発表した。

 現役時代はアーセナル(Arsenal)でキャプテンを務め、3度のリーグ優勝を果たしたビエラ氏は、直近で指揮した米メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティFC(New York City FCNYCFC)とフランス・リーグ1のニース(OGC Nice)では、良い時期もそうでない時期も経験した。

 フランス代表の一員としてW杯(World Cup)と欧州選手権(UEFA Euro)の優勝にも貢献したビエラ氏は、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)氏が率いたアーセナルで輝かしいパフォーマンスを披露したため、イングランドで高く評価されている。

 5月にホジソン前監督が契約満了に伴い昨シーズン限りで退任すると発表してから、パレスは新たな指揮官を探し続けていた。

 パレスでは多くの選手の契約が終了になり、昨シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)を制したチェルシー(Chelsea)とのリーグ開幕戦までわずか6週間と迫っているため、ビエラ氏は慌ただしい数週間を過ごすことになる。

 ビエラ氏は「プレミアリーグに復帰するこの機会を得られたこと、さらにはこの素晴らしいサッカークラブを指揮し、共に新たな章を始めることができとても興奮している」とコメントした。

「アカデミーを含めたクラブ全体の野心や計画について、チェアマンやスポーティング・ディレクター(SD)とたくさん話をしたが、私にとって非常に魅力的なプロジェクトだ」

「プレミアリーグに長く所属してきたこのクラブには素晴らしい基盤がある。このクラブをさらに改善させ、前進させ続けられるよう願っている」 (c)AFP