【7月3日 AFP】米大リーグ(MLB)、昨季王者のロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)は2日、ホワイトハウス(White House)を訪れ、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領を表敬訪問した。

 一方、女性への暴行容疑が持たれている同チームのサイ・ヤング賞(Cy Young Award)投手トレバー・バウアー(Trevor Bauer)は同日、リーグから7日間の休職を言い渡された。今季からチームに加入したバウアーは表敬訪問にも同行しなかった。

 米スポーツ専門チャンネルESPNによると、バウアーは27歳の女性の首を絞めて意識を失わせたり、殴打したりしたとして、家庭内暴力による接近禁止命令が出されている。女性との肉体関係は同意の上だったと主張し、疑惑を否定しているが、リーグの決定に異議を申し立てなければ、4日に先発予定のワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)戦は欠場することになる。ただし、休職中の給与は支払われるという。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)でシーズンが短縮された中、昨季のワールドシリーズ(7回戦制)は中立地のテキサス州で行われ、ドジャースがタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)を4勝2敗で退け、1988年以来の優勝を果たした。(c)AFP