【6月30日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のトレバー・バウアー(Trevor Bauer)が、女性に対する暴行の疑いで警察の捜査対象になっていることが29日、分かった。

 カリフォルニア州のパサデナ(Pasadena)市警察署は、女性からの申し立てを受けて捜査を行っていることを明かした。

 担当弁護士が出した声明によれば、同日にバウアーに対する接近禁止命令を取得した女性は、「先日の暴行」によって肉体的、精神的に大きな苦痛を味わったという。

 担当弁護士は「われわれの目的は、いかなる方法でもバウアー氏を依頼人に近づけないこと。バウアー氏に対する刑事訴訟になることを予想しており、法執行当局が依頼人の申し立てと訴えを真剣に受け止めることを願っている」と述べた。

 バウアーも29日遅くに代理人を通じて声明を出し、女性とは同意の上での肉体関係だったと暴行を否定している。ドジャースはこの件を把握しており、MLB側にも連絡を取ったと発表した。

 バウアーはシンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)でプレーした昨季にナ・リーグのサイ・ヤング賞(Cy Young Award)を獲得し、今季開幕前に3年総額1億200万ドル(約112億円)でワールドシリーズ王者のドジャースに加入した。(c)AFP