【6月30日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)は29日、女子シングルス1回戦が行われ、ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)は7-5、4-6、6-3でミハエラ・ブザルネスク(Mihaela Buzarnescu、ルーマニア)に勝利し、歴代最多90回目の出場となる四大大会(グランドスラム)の初戦を飾った。

 ウィンブルドンで通算5度の優勝を誇るヴィーナスは現在41歳。1997年に初めてプレーしたウィンブルドンは、今回が23回目の出場となる。かつて頂点に上り詰めた世界ランキングは現在111位となっているが、この日はエース10本、ウイナー33本を記録し、同160位のブザルネスクを下した。

 これがウィンブルドンのシングルス通算90勝目となったヴィーナスは、「私は自分の得意なことをやっている。うまくいかないこともある」と話し、「挑戦にどう取り組むかが人生であり、コート上では全てのポイントが挑戦。誰も何も与えてはくれない。自分は挑戦への取り組み方がうまいのだと思いたい」と続けた。

 2回戦では第21シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)と顔を合わせる。

 またヴィーナスは今大会、ニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)と組んで混合ダブルスにも出場する。グランドスラムの混合ダブルスでは1998年に2度優勝を経験しているヴィーナスは、キリオスとのペアについて「私たちはお互いのテニスを尊敬している」と話し、「楽しみにしている」と付け加えた。(c)AFP