【6月29日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)は28日、決勝トーナメント1回戦の試合が行われ、スペインは延長戦でアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)とミケル・オヤルサバル(Mikel Oyarzabal)がそれぞれゴールを決め、クロアチアに5-3で勝利して準々決勝進出を決めた。

 デンマーク・コペンハーゲンにあるパルケン・スタジアム(Parken Stadium)に乗り込んだスペインは、パブロ・サラビア(Pablo Sarabia)、セサル・アスピリクエタ(Cesar Azpilicueta)、フェラン・トーレス(Ferran Torres)がネットを揺らして77分までに3-1とリードし、8強入りを決めたかに思われた。

 しかし85分、ゴール前が混戦状態になったところで途中出場のミスラフ・オルシッチ(Mislav Orsic)に押し込まれ1点を返されると、さらにオルシッチのアシストからマリオ・パシャリッチ(Mario Pasalic)にヘディングを決められ、試合は延長戦に突入した。

 延長戦ではいくつかピンチもあったスペインだが、批判を浴びていたモラタが華麗なゴールを挙げると、オヤルサバルもうまく抜け出してネットを揺らし、最終的にはスリリングな乱打戦を制した。

 2012年の欧州選手権(UEFA Euro 2012)決勝でイタリアを下してから、主要国際大会の決勝トーナメントで勝利のなかったスペインは、7月2日にロシア・サンクトペテルブルク(St. Petersburg)で行われる準々決勝ではスイスと対戦することになった。(c)AFP/Terry DALEY