歴史的快挙目指すジョコ、序盤ひやりも初戦突破 ウィンブルドン
発信地:ロンドン/英国
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【6月29日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)は28日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は4-6、6-1、6-2、6-2で世界ランキング253位のジャック・ドレイパー(Jack Draper、英国)を下し、2回戦に進出した。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で昨年は中止され、2年ぶりの開催となった今大会で、世界1位のジョコビッチは自身6度目のウィンブルドン優勝と通算20度目の四大大会(グランドスラム)制覇を目指している。
また、1969年のロッド・レーバー(Rod Laver)氏以来となる、男子ではわずか史上3人目の年間グランドスラム達成という歴史的快挙にも近づいている。
しかしながら、降雨で屋根が閉められたこの日のセンターコートで、34歳のジョコビッチは足を滑らせるなどして序盤は苦戦。第1セットはATPツアーでプレーするのはこれがわずか5試合目だったレフティーのドレイパーが、7回のブレークピンチをすべてしのいで先取し、王者を驚かせた。
それでもジョコビッチは、25本のサービスエースと47本のウイナーで19歳の相手を圧倒。第2セットから3セットを連取し、前回王者として史上3人目となる1回戦敗退の危機を回避。2回戦の相手は、2018年大会の決勝で下している南アフリカのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson)に決まった。(c)AFP
