【6月28日 AFP】カナダ西部と米北西部太平洋岸は27日、猛烈な熱波に見舞われ、米オレゴン州からカナダの北極地方にかけて高温に対する警戒が呼び掛けられた。

 カナダのブリティッシュコロンビア(British Columbia)州ではこの週末に、スキーリゾートのウィスラー(Whistler)など40か所以上で最高気温が更新された。高気圧の縁に沿って暖かい空気が流れ込み、今週いっぱいは最高気温の更新が続くとみられている。

 カナダ環境省は、「持続的で、危険で、歴史的な熱波が今週いっぱい続く」として、ブリティッシュコロンビア州とアルバータ(Alberta)州、およびサスカチワン(Saskatchewan)州、ユーコン(Yukon)準州、ノースウェスト(Northwest)準州の一部に高温警報を出した。一部の地域では今週半ばまでに、気温が平年より10~15度高い40度近くにまで上がることもあるとしている。

 米国立気象局(NWS)も、ワシントン、オレゴン両州の一部地域で記録的な暑さになる恐れがあるとして、「危険な熱波」に関する警報を出した。観測史上最高気温が更新される可能性があるとして注意を呼び掛けている。(c)AFP