【6月24日 AFP】(更新)米南部フロリダ州で24日未明、12階建ての集合住宅の一部が崩落し、少なくとも1人が死亡、数十人が行方不明となっており、現場では大規模な捜索活動が行われている。

 インターネットに投稿された動画には、マイアミビーチ(Miami Beach)の北に位置するサーフサイド(Surfside)の海沿いにある建物の一部ががれきと化し、室内が見える状態になっている様子が捉えられている。

 倒壊原因は不明。集合住宅は本宅としてのほか、別荘や賃貸物件として使われていたため、当時内部にいた人数ははっきりしない。

 サーフサイド町長は、少なくとも1人が死亡したと発表。「爆弾が爆発したかのようだが、爆弾が爆発したわけではないことはほぼ確信している。よってこれ以外の理由だ」と語った。

 地元マイアミデード(Miami-Dade)郡当局はCNNテレビに対し、集合住宅に滞在していたとみられる人々のうち、51人と連絡が取れない状態にあることを明らかにした。現場からはこれまでに14人前後が救出されたという。

 集合住宅は1981年に建設され、戸数は130戸以上との記録があると報じられている。地元消防当局によると、うち55戸ほどが影響を受けた。(c)AFP