【6月24日 CNS】旧暦の5月5日の端午節(今年は6月14日)に合わせ、中国・マカオ(Macau)の南湾湖水上スポーツセンターで13、14日、「2021年マカオ国際ドラゴンボートレース」が行われた。

 マカオ特別行政区政府体育局とマカオドラゴンボーツ総会が主催。新型コロナウイルス感染防止のため無観客で行われ、外国チームは招待しなかった。出場者とスタッフらは事前にPCR検査の陰性証明書か、ワクチンを2回接種した証明書を提出。当日も体温を測り、スマホアプリ「健康コード」で異常がないことを示した。

 当日は断続的に雨が降り続いたが、アスリートたちは悪天候をものともせずレースに集中。会場の外からは多くの市民がレースを遠巻きに眺めていた。子ども連れの馮さんは「端午節のドラゴンボートは中国の伝統的な習慣。活気に満ちた雰囲気を現場で見られて良かった」と笑みを浮かべた。

 体育局の潘永権(Pan Yongquan)局長は「参加者が感染対策に積極的に協力してくれたおかげで、運営は順調に行われた」と話している。

 端午節は、戦国時代の楚の詩人・政治家で、楚の将来をはかなんで入水自殺した屈原(Qu Yuan)の供養祭として始まり、ドラゴンボートレースは船に乗って屈原を探して回ったことが由来といわれる。(c)CNS/JCM/AFPBB News