【6月18日 AFP】東京五輪のサッカー男子ブラジル代表のメンバーが17日に発表され、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は登録から外れた。

 リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得したネイマールとクラブでもチームメートのマルキーニョス(Marcos Aoas Correa "Marquinhos")も、アンドレ・ジャルディン(Andre Jardine)監督の招集リスト外となったが、スペイン1部リーグ、元FCバルセロナ(FC Barcelona)のダニエウ・アウベス(Daniel Alves)は代表入りを果たした。

 現在はカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のサンパウロFC(Sao Paulo FC)でプレーするアウベスは、膝のけがのため現在開催中のコパ・アメリカ(2021 Copa America)では代表入りは逃していた。

 国内メディアによると、ネイマールは五輪出場が可能かを尋ねたものの、ブラジルサッカー連盟(CBF)は今年はコパだけで満足すべきと応じたという。

 CBFのコーディネーターを務めるブランコ(Branco)氏は、メンバー発表時に「ネイマールは基準であり、代表チームのリーダーであり、彼を頼りにしたかった。しかし、そうすることはできなかった」と話した。

 ブランコ氏はコパと五輪の両大会に出場し、さらにクラブのプレシーズンに参加するのは難しいと認めた上で、ネイマールがコパの栄光をつかめるよう幸運を祈った。(c)AFP