【6月14日 AFP】インドネシアの国立公園で、絶滅危惧種のジャワサイの珍しい子ども2頭が確認された。

 環境省によると、ジャワ(Java)島西端のウジュンクロン(Ujung Kulon)国立公園に設置されたセンサー式ビデオカメラが3月、生後3か月から1年とみられる2頭の姿を捉えた。

 ジャワサイは現在、約5100ヘクタールの熱帯雨林が広がるウジュンクロン国立公園にしか生息していない。長年にわたり個体数は減少し、同公園にいるのはわずか73頭とされる。

 ジャワサイはたるんだ皮膚が折り重なり、甲冑(かっちゅう)を着けているように見える。

 かつては東南アジア全域に多数生息していたが、密猟の横行や人間の居住地拡大の影響を大きく受けた。(c)AFP