【6月13日 AFP】ロシアの首都モスクワのセルゲイ・ソビャニン(Sergei Sobyanin)市長は12日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者数が過去6か月間で最も多い水準になっていることを受け、エッセンシャルワーカー(暮らしに必要不可欠な仕事に従事する人)を除く全労働者に、今月15日から19日まで自宅待機を求めると発表した。

 ソビャニン氏はウェブサイトで「この1週間で、新型コロナウイルスの感染状況が急激に悪化した」と述べ、「感染拡大を防止し人々の命を救うため、私は本日、6月15~19日を非労働日とする命令に署名した」と続けた。モスクワ市では1日当たりの新規感染者数が昨年12月以降で最多の6701人を記録した。

 前後の週末と14日の振替休日と合わせると、人口1200万人のモスクワは6月20日まで多くの仕事で休みとなる。期間中、非エッセンシャルワーカーは在宅で勤務を続けるよう求められることはないが、給与は受け取ることができる。

 さらに、フードコートや遊び場が閉鎖されるほか、レストラン、バー、クラブの営業は午後11時から翌朝6時まで禁止されることも発表された。(c)AFP/Anastasia CLARK