【6月13日 AFP】ラグビー、プロ14レインボーカップSA(Pro14 Rainbow Cup SA)の試合が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となったため、2019年のワールドラグビー(World Rugby)年間最優秀選手に輝いた南アフリカ代表のFLピーター・ステフ・デュトイ(Pieter-Steph Du Toit)は、ストーマーズ(Stormers)での最後の勇姿を母国のファンに披露する機会を逸した。

 ストーマーズの最終節は、対戦相手ライオンズ(Lions)の不特定多数の選手が新型コロナウイルスに感染したため中止となった。

 ストーマーズの関係者はデュトイが退団し、元オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)ヘッドコーチ(HC)スティーブ・ハンセン(Steve Hansen)氏がディレクター・オブ・ラグビーを務めるジャパンラグビートップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツ(Toyota Verblitz)に加入すると認めている。

 スプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)で55キャップを刻んでいる28歳のデュトイ自身は、契約が切れた後の動向を明らかにしていない。

 デュトイはスプリングボクスの一員としてジョージア戦、ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)戦に臨み、南半球対抗戦ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2021)と欧州遠征に出場して日本に渡るものとみられている。

 南アフリカ代表では、FBウィリー・レ・ルー(Willie Le Roux)とLOジェイソン・ジェンキンス(Jason Jenkins)がヴェルブリッツでプレーしている。(c)AFP