【5月20日 AFP】ジャパンラグビートップリーグのNECグリーンロケッツ(NEC Green Rockets)は20日、オーストラリア代表の元指揮官、マイケル・チェイカ(Michael Cheika)氏がディレクター・オブ・ラグビーに就任したと発表した。

 チェイカ氏は2015年のW杯(Rugby World Cup 2015)でワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)を準優勝に導き、同年にワールドラグビー(World Rugby)の年間最優秀監督に選出された実績を持つ。

 日本で行われた2019年のW杯準々決勝でイングランドに敗れた後は、5年間務めたオーストラリアのヘッドコーチ(HC)を辞任し、昨年はアルゼンチン代表のアドバイザーを担った。また同11月には、今年行われるラグビーリーグ・ワールドカップ(Rugby League World Cup 2021)に出場するレバノン代表のHCに任命された。

 現在54歳のチェイカ氏は「新たな役割を担ってNECの一員になれることを心からうれしく思っております」とコメントし、「会社、コーチ陣、選手たちと一緒になって、NECグリーンロケッツのDNAを取り戻し、プライドとラグビーの楽しさをNECコミュニティーにもたらせるために一生懸命頑張ります」と意気込んだ。

「NECラグビーと日本のラグビー界のさらなる発展のためにチーム、コミュニティーの全員と一緒になってハードワークできることを楽しみにしています」

 今季7戦全敗でホワイトカンファレンス最下位に終わったグリーンロケッツは、トップチャレンジリーグ(2部相当)の相手に勝利してプレーオフに進んだが、2回戦でボーデン・バレット(Beauden Barrett)を擁するサントリーサンゴリアス(Suntory Sungoliath)に敗れた。(c)AFP