【6月3日 AFP】ラグビーイングランド代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)ヘッドコーチ(HC)は2日、4月の休暇期間にジャパンラグビートップリーグのサントリーサンゴリアス(Suntory Sungoliath)のアドバイザーとしての職務を果たしたことについて、謝罪する意思はないと断言した。

 イングランドは、シックスネーションズ(Six Nations Rugby 2021)で5位に終わり、元代表指揮官であるクリーブ・ウッドワード(Clive Woodward)氏をはじめ、各方面からジョーンズHCは批判された。同大会で史上最低の5位になった2018年もジョーンズHCが指揮官を務めた。

 サントリーのアドバイザーを20年以上務めているジョーンズHCは批判に対し、英ラグビー協会(RFU)は喜んで送り出してくれたと反論した。

「25年間ずっとコーチングの訓練をしてきた。コーチングの訓練のために休暇も費やさなければならなかった。なぜならそれを愛しているからだ」

「サントリーを少しだけ指導する機会を得た。つまり世界最高クラスの選手たちと働く機会を得たのだ」

「自分のコーチングに最も影響を与えたボブ・ドワイヤー(Bob Dwyer)は、最高の選手こそ最高のコーチだといつも言っていた。だから最高の選手を見つけ、彼らに知恵をもらい、彼らから学ぶのだ」

 オーストラリア出身のジョーンズHCは、シックスネーションズで連覇を逃してからもRFUから全面的に支持されている。母国や日本を指揮した61歳は、アドバイザー業務や各クラブを訪問して学んだことはイングランドの利益になると話す。

「知恵を得るために各クラブを回るということは情報を分かち合うということ。明白な事実だ。情報共有であり非常に有益だ」 (c)AFP