【6月8日 AFP】東京の築地市場(Tsukiji Market)跡地に設けられた新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場で8日、警視庁と東京都消防庁の職員らを対象とした接種が始まった。

 築地市場跡地は、東京五輪の際には輸送車両基地となる予定。

 8日は東京消防庁の職員約500人、警視庁職員約2500人が接種を受ける。接種を受けた東京消防庁の男性は、1回目の接種が終わり安心したと語った。業務でさまざまな人と会うことが多く、自分がウイルスを広めたくなかったという。

 国内でこれまでに接種が完了した人は人口の3.5%未満、1回目の接種を終えた人は10%強にとどまっている。今月末までに警視庁や消防庁の職員ら11万人が接種を受ける見通し。(c)AFP