【6月8日 AFP】キューバ野球連盟(FCB)は7日、米フロリダ州で開催された東京五輪の米大陸予選に出場したアンディ・ロドリゲス(Andy Rodriguez)投手が、米国に亡命したと発表した。

 キューバは同大会ですでに主力選手2人とスタッフ1人が代表から離脱しており、同国から亡命した関係者はロドリゲスで4人目となった。

 日本プロ野球(NPB)の福岡ソフトバンクホークス(Fukuoka Softbank Hawks)でプレーする22歳のロドリゲス投手は、チームに合流するため7日に米国をたつ予定だったが、FCBは同投手が「(ソフトバンクとの)契約破棄を選択した」と明かした。

 1月にソフトバンクと契約を結んだロドリゲス投手だったが、FCBは同投手が「空港に姿を現さなかった」と発表した。

 野球が国技のキューバは、五輪で3度の金メダルを獲得しているほか、IBAFワールドカップ(Baseball World Cup)でも史上最多となる25度の優勝を果たしているが、今予選ではベネズエラとカナダに敗れ、同国史上初めて五輪の出場権を逃した。(c)AFP