キューバ、初めて野球の五輪出場逃す 予選で連敗
発信地:ハバナ/キューバ
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【6月3日 AFP】東京五輪に向けた野球の米大陸予選は1日、米フロリダ州で行われ、グループBのキューバはカナダに5-6で敗れ、史上初めて五輪の出場権を逃した。
野球が国技のキューバは、五輪で3度の金メダルを獲得しているほか、IBAFワールドカップ(Baseball World Cup)でも史上最多となる25度の優勝を果たしている。しかし、前日のベネズエラとの初戦から連敗を喫し、予選敗退が決まった。
キューバのアルマンド・フェレール(Armando Ferrer)監督は、報道陣に「胸が痛い」とコメントした。
フェレール監督は同国のスポーツメディアJitに対し、「野球を愛してやまない人にとって五輪出場がどれほど重要であるかは皆知っているから、予選敗退を残念に思う」と述べた。
同国の通信社プレンサ・ラティーナ(Prensa Latina)は「本日、東京2020の野球を経験するという夢は悪夢となった」と伝えた。
キューバでは今回の予選に向けて米国入りした際、到着から数時間後にトップ選手の一人だったセサル・プリエト(Cesar Prieto)内野手の行方が分からなくなっており、大きな戦力ダウンを余儀なくされていた。(c)AFP