【6月7日 AFP】自転車ロードレース、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ(Criterium du Dauphine 2021)は6日、最終第8ステージ(レシェールレバン~レジェ、147キロメートル)が行われ、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のリッチー・ポート(Richie Porte、オーストラリア)が総合優勝を果たした。

 昨年のツール・ド・フランス(2020 Tour de France)で3位に入り、今季からイネオスに加入したポートは、総合首位でこの日を迎えるとそのままリードを守り切った。

 2017年大会の最終日に総合優勝を逃した経験がある36歳のポートにとって、今回のタイトルは甘美なものとなった。

 ポートはレース後、「2度にわたって総合2位となり、そのうち一度は最後の数キロで2位に落ちてしまったこのレースでようやく優勝でき、もう天にも昇る気分」とコメントした。

「妻、そして2人の子どもと離れて過ごすことになりあらゆる犠牲を強いられたが、それに値する」

 アスタナ・プレミアテック(Astana-Premier Tech)のアレクセイ・ルシェンコ(Alexey Lutsenko、カザフスタン)が17秒差で総合2位に、ポートのチームメートで2018年のツール王者であるゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)が29秒差で同3位に入った。

 ステージ優勝を果たしたのはバーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のマーク・パドゥン(Mark Padun、ウクライナ)で、これが今大会2勝目となっている。(c)AFP