【6月2日 AFP】(更新)テニス四大大会(グランドスラム)は1日、全仏オープンテニス(French Open 2021)で大坂なおみ(Naomi Osaka)が経験した問題を防ぐための措置として、大会運営方法の「意義ある改善」を目指す意向を表明した。

 女子テニス世界ランキング2位の大坂は全仏オープンで、心の健康を損なうとの理由で試合後の記者会見を拒否したことで罰金を科され、大会からの追放の可能性を警告された。

 全仏オープン、全米オープン(US Open Tennis Championships)、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)からなるグランドスラムは共同声明で、「われわれは選手やツアー、メディア、そしてより広範なテニス界と協力し、意義ある改善を生む意向だ」と表明。

「選手が直面する特有のプレッシャーは理解する」とした一方で、「変革はランキングや地位にかかわらず、フェアな競技を維持するという考え方の下で行われるべきだ」と言明した。(c)AFP