【6月1日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis)は1日、教会法典(Code of Canon Law)を改正し、活動家が長年求めてきた聖職者による未成年者性的虐待への処罰指示を盛り込んだ。

 改正目的は「正義の回復と加害者の更生、そして汚名をそそぐこと」だとしている。

 フランシスコ教皇は2013年の就任以来、世界各地で数十年に及ぶ聖職者の性的虐待問題の解決に向けて積極的に取り組んできた。

 バチカン(ローマ教皇庁)は近年、聖職者による虐待の根絶と透明性の向上を図る施策を講じているが、子どもを守るには不十分だとの指摘も一部の被害者から上がっている。

 改正法は12月に施行される。(c)AFP