英たばこ大手が「ステルスマーケティング」か、伊当局が調査
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【6月1日 AFP】イタリア競争当局AGCMは5月31日、ソーシャルメディアで大きな影響力を持つインフルエンサーを「ステルスマーケティング」に利用したとして、英たばこ大手ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)を調査していると明らかにした。
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BATから報酬を受け取ったインフルエンサー3人は、同社の加熱式たばこ「グロー・ハイパー(Glo Hyper)」に関連するハッシュタグなどを付けたコンテンツを投稿するようインスタグラム(Instagram)のフォロワーに呼び掛けた。
AGCMはこの件について、広告であることを明示していなかったとして、違法なステルスマーケティングに当たると指摘。ステルスマーケティングは全面的に禁止されており、ソーシャルメディアのインフルエンサーによって拡散されるメッセージにも適用されなければならないと述べた。
3人は、モデルのステファノ・サーラ(Stefano Sala)さんとセシリア・ロドリゲス(Cecilia Rodriguez)さん、ダンサーでテレビ司会者のステファノ・デマルティーノ(Stefano De Martino)さんで、いずれも調査対象となった。
AGCMの調査対象となった企業や個人は、罰金刑を科される可能性がある。AFPは本件についてBATにコメントを求めたが、これまでに回答は得られていない。(c)AFP