【6月1日 AFP】南米サッカー連盟(CONMEBOL)は31日、アルゼンチンで新型コロナウイルスの感染者数が急増していることを受け、コパ・アメリカ(2021 Copa America)の開催地を同国からブラジルに変更すると発表した。

 開幕まで2週間となった同日、CONMEBOLはツイッター(Twitter)に「コパ・アメリカ2021はブラジルで行われる!」と投稿。大会期間は6月13日〜7月10日で変更はないとした。

 新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)のため昨年から1年延期となっていた今大会は当初、史上初の共催としてアルゼンチンとコロンビアの両国で行われるはずだったが、CONMEBOLは10日前、コロンビアで反政府デモが激化していることを受けて同国での開催を断念。さらに5月30日には、新型ウイルスの感染が過去最悪の状況に陥っているアルゼンチンでの開催も見送っていた。

 南米最大のサッカー大会を開催することになったブラジルだが、被害はアルゼンチンより深刻で、流行の第3波が迫っている。

 世界的に見ても最も深刻なレベルの被害が出ているブラジルだが、アミルトン・モウラン(Hamilton Mourao)副大統領は、同国でコパ・アメリカを行うことはアルゼンチンでの開催よりも「リスクが低い」と述べている。(c)AFP