南米連盟、コパ・アメリカの延期認めず コロンビアは開催撤退
発信地:アスンシオン/パラグアイ
このニュースをシェア
【5月21日 AFP】南米サッカー連盟(CONMEBOL)は20日、今夏に予定されているコパ・アメリカ(2021 Copa America)について、開催国の一つであるコロンビアによる大会延期の要請を退けたと発表した。同国で試合は行われないものの、6月13日から7月10日の日程通りの開催になるとしている。
コロンビアはアルゼンチンとの共催を予定していたが、国内では反政府デモが激化し、42人が亡くなるなど社会不安に見舞われており、ここ数週間は新型コロナウイルスの新規感染者数も急増している。
そうした中で、コロンビア側は大会の11月への延期を要求していたが、CONMEBOLは「国際カレンダーと大会の物流面」を理由に、日程の変更は「不可能」だと判断した。
欧州選手権(UEFA Euro 2020)とコパ・アメリカは当初昨年に行われるはずだったが、新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって1年の延期が決まっていた。
コパ・アメリカの延期を受け、招待国だったカタールとオーストラリアは2月、W杯カタール大会(2022 World Cup)に向けたアジア予選と日程が重複するため大会の参加を辞退した。(c)AFP