【4月23日 AFP】サッカーU-24ブラジル代表のアンドレ・ジャルディン(Andre Jardine)監督は22日、東京五輪に臨む同代表にFWネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を加えたいものの、それは「難しい」ことだと認めた。

 フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するネイマールは、自国開催となった2016年のリオデジャネイロ五輪で母国に初の金メダルをもたらした。

 ブラジルのスポーツニュースサイト「グロボ・エスポルテ(Globo Esporte)」が行ったインタビューの中で、ジャルディン監督は「可能な限り強いチームで臨みたいということを考えると、ネイマールはわれわれの主力選手になる」とコメントした。

 各クラブは、国際サッカー連盟(FIFA)などの主要統括団体が主催しない大会に選手を派遣する義務がないため、ネイマールが東京五輪に出場するには所属チームであるPSGの同意が必要になる。

 しかし、29歳のネイマールはアルゼンチンとコロンビアで6月13日から7月11日まで開催されるコパ・アメリカ(2021 Copa America)に出場する見通しで、東京五輪でプレーする望みは薄い。

 東京五輪のサッカー競技は、コパ・アメリカが閉幕したおよそ10日後に幕を開け、8月7日に男子決勝が行われる。

 ブラジルは本大会で、前回準優勝に終わったドイツ、コートジボワール、サウジアラビアと同じグループDに入った。

 五輪のサッカーにおける各チームの登録メンバーは18人となっており、年齢制限よりも年長の選手を3人まで起用できる。(c)AFP