【5月27日 AFP】20-21NBAは26日、各地でプレーオフ1回戦第2戦が行われ、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)のラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)は治療のためロッカールームに向かう際、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)のファンに頭上からポップコーンをかけられて怒りをあらわにした。

 ウェストブルックは95-120で敗れた試合の第4クオーター残り10分で負傷した足首の治療に向かうと、控室に続く通路でポップコーンをかけられてファンに激高したが、警備員になだめられた。

「街中では近づいてきて頭にポップコーンを投げるやつなんていない。何が起きるか分かっているから。アリーナでは選手は守ることから始めなければならない。NBAがどう出るか注視する」

 ウィザーズのスコット・ブルックス(Scott Brooks)ヘッドコーチ(HC)はウェストブルックを擁護し、警備員に連れ出されたこのファンを出入り禁止にするよう求めた。

 シクサーズの営業部門トップのバレリー・カミッロ(Valerie Camillo)氏は、「愚かで受け入れられない振る舞い。(シクサーズの本拠地)ウェルズ・ファーゴ・センター(Wells Fargo Center)でそれが許容されることはない」とファンの行為を非難した。

「私たちはこの国で最も情熱的なファンを持つことを誇りに思っている。しかし、この手の行為はわれわれのアリーナでは許されない」

 また、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)は、「われわれ選手は、けがで今夜のゲームを去ろうとしていたラス(ウェストブルック)にポップコーンを投げたのが誰かを知りたい!! カメラはアリーナの至る所にあるから言い逃れはできない! もし逆の立場だったら」とツイートした。

 ウェストブルックは10得点11アシストを記録したが、フィールドゴール(FG)成功は10本中2本にとどまり、3ポイントシュートは3本打ってすべて外すなど、この試合では苦しんだ。(c)AFP