誰でもフェラーリやバスキア絵画の持ち主に 資産の部分所有がコロナ禍で活況
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【6月5日 AFP】誰でも簡単に超高級車フェラーリ(Ferrari)や米現代画家ジャンミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)の絵画のオーナーになれる──。これは、今増えてきているフラクショナル・オーナーシップ(fractional ownership、部分所有権)のプラットフォームのうたい文句だ。高額資産や希少品の所有権を分割して販売し、1口わずか数ドル(数百円)のものもある。
そんなプラットフォームの一つ、マスターワークス(Masterworks)は昨年春、バスキアの絵画「The Mosque(モスク)」の所有権を28万4420分割して売り出した。作品の価格は600万ドル(約6億6000万円)だが、1口は20ドル(約2200円)だ。
部分所有権では、一人で自宅に絵画を掛け、ランボルギーニ(Lamborghini)を車庫に入れ、ロマネコンティ(Romanee-Conti)6本をワインセラーに収めるといった機会はないが、上場企業の株と同じで、書類上で資産を一部でも所有していると、その価値が上がれば、恩恵を直接受けられる。
部分所有権の販売サービスは最近誕生したわけではなく、「5年、10年前に発明された暗号通貨とは違う」と言うのは、スポーツ関連アイテムを扱うプラットフォーム「コレクタブル(Collectable)」の最高経営責任者(CEO)、エズラ・レバイン(Ezra Levine)氏。「人々が(市場に)参加し、体験し、楽しめる方法が、この半年ほどで劇的に変化したのだ」
「スラッガー」というユーザーネームを持つ匿名希望の収集家は、元の価格が12万5000ドル(約1380万円)の「ポケットモンスター(ポケモン、Pokemon)」のトレーディングカード1箱の部分所有権を数口購入し、500%の利益を得た。
投資プラットフォーム「ラリー(Rally)」が、企業の新規株式上場と同じようにこのポケモンカード1箱を上場させたからだ。当然、米証券取引委員会(SEC)の規制下にある。