【5月20日 AFP】サッカーアルゼンチン1部リーグの強豪リーベル・プレート(River Plate)で新型コロナウイルスの感染者が続出し、GKが不在でリベルタドーレス杯(Copa Libertadores de America 2021)の試合を戦うことになったと、地元メディアが19日に報じた。

 同日夜、ホームにインデペンディエンテ・サンタフェ(Independiente Santa Fe、コロンビア)を迎えるリーベルは、現在チームに20人以上の感染者が出ている。そうした中で、クラブはユースチームのGKの追加登録を願い出たが、これを南米サッカー連盟(CONMEBOL)が退け、サンタフェ戦ではフィールドプレーヤーがゴールマウスを守ることとなった。

 登録されていたGK4人全員が新型ウイルスに感染したリーベルは、ユースチームでプレーするGK2人を招集可能にしてほしいとCONMEBOLに求めていたが、連盟側はリーベルが50人メンバー登録できるところを32人しか登録していなかったとして却下したと地元メディアは伝えている。

 リーベルのロドルフォ・ドノフリオ(Rodolfo D'Onofrio)会長は、「ばかげた」状況だとしつつも、処分を回避するため試合は行うと明かした。

 4度のリベルタドーレス杯優勝を誇るリーベルにとって、サンタフェ戦は決勝トーナメント進出のカギを握る試合となっているが、マルセロ・ガジャルド(Marcelo Gallardo)監督が起用できるコンディションの選手はフィールドプレーヤー10人のみとなっている。(c)AFP