【5月19日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーでメジャー4勝を挙げているロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)らが、東京五輪について、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に伴う厳しい行動制限が予想される中で出場に意欲をみせた。

 アイルランド代表として、五輪初出場を予定しているマキロイは、家族を呼べない、あるいは他の競技を見られないという難点がある中で、「確かに通常のような本物の五輪体験はできないが、今はそういう状況だ」としつつ、「いずれにせよ、アジアへ遠征して大会に出場するときと変わりはない。コースへ出て、ホテルへ戻って。そういう感じになるだろう」と話し、「理想的ではないが、今まで経験のないことをやる良い機会だ。少なくとも楽しみにしている」と語った。

 世界ランキング2位のジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)は「出なかったら一生後悔することになる」とコメント。同3位のジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)も、行動制限がある中で出場を判断するのは「簡単ではない」としながらも、五輪で金メダルを獲得できれば「夢のようだ」と話した。

 3人は現在、五輪に問題なく出場できるランキングをキープしている。トーマスについては、ランク1位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が不参加を表明しているため、米国代表の一番手となる。

 祖父母が都内に住んでいるランク4位のザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)も出場を予定している。

 シャウフェレは「難しい問題だ。日本は五輪に大きな投資をし、さまざまなインフラを整備したが、開催に疑問が生じるのも理解できる」とコメントし、「それでも自分は日本と日本の文化が大好きだ。だから代表に入れれば出場すると思う」と続けた。

 一方、ランク21位で出場を争う位置にいるリー・ウェストウッド(Lee Westwood、イングランド)は、家族やスケジュールを理由に、不参加の意思を伝えたことを明かしている。(c)AFP/Jim SLATER