都内のかかりつけ医団体、五輪中止を要望
発信地:東京
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【5月19日 AFP】都内のかかりつけ医らでつくる東京保険医協会(Tokyo Medical Practitioners Association)が、東京五輪の中止を求めている。
都内で働く約6000人の医師が所属する同団体は、17日付の意見書の中で「これまでで最大の第4波に苦慮している」と述べ、「感染者数や死亡者数が増加する可能性のあるイベントは、中止することが正しい選択である」と主張した。
そして政府と東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games)に対して、五輪とパラリンピックの中止を国際オリンピック委員会(IOC)に打診するよう求めた。
前週には、勤務医でつくる労働組合「全国医師ユニオン(dr-union)」も、安全、安心な五輪の開催は「ありえない」と話している。
組織委員会が看護師500人の派遣を要請したことに対しても、貴重な医療従事者の強奪だという非難が殺到している。一方で組織委は18日、会場や選手村でボランティアを務めるスポーツドクターの募集に対して、2倍近い応募があったことを明かした。(c)AFP