【5月14日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは13日、第34節の延期分の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)はアウェーでマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を4-2で下し、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権獲得の望みをつないだ。

 4位以内でフィニッシュするには残り3試合で全勝することが絶対条件となるリバプールだが、ユナイテッドとのアウェーゲームでは2014年以来となる勝利を飾り、チャンピオンズリーグ出場に向けた最大の難関を突破した。

 ブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)に先制点を決められたリバプールは、ジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)のゴールで追いつくと、前半と後半にロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が2得点をマークした。

 その後、マーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)に1点を返され試合の行方は分からないものとなったが、試合終了間際にモハメド・サラー(Mohamed Salah)が勝利を決定づける追加点を挙げ、リバプールが5位に浮上した。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は「まだシーズンは終わっていないし、レースのさなかにいる」と述べ、「これが必要だった。この結果を手にしていなければ、それについて話す必要はない」と続けた。

 1部リーグでの優勝回数が最も多い2クラブによる一戦は、当初2日に予定されていたが、ユナイテッドのサポーターがオーナー陣に抗議を行い、スタジアムに侵入したり警察と衝突したりしたため延期になっていた。

 キックオフ前には比較的穏やかな抗議が行われ、サポーターはオーナーであるグレーザー(Glazer)家に再び怒りをぶつけた。(c)AFP