【5月13日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは12日、第36節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)はアーセナル(Arsenal)に0-1で敗れ、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督はトップ4フィニッシュに向けて「大きな戦い」が待っているとコメントした。

 本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で前半にエミール・スミス・ロウ(Emile Smith Rowe)に得点を許し敗れたチェルシーは、レスター・シティ(Leicester City)から3位の座を奪うチャンスを逃した。

 ジョルジーニョ(Jorginho)の雑なバックパスからスミス・ロウに決勝点を奪われたチェルシーは、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権獲得に向けて緊迫の終盤戦を迎える。

 4位のチェルシーは試合の消化が一つ少ない5位ウェストハム(West Ham)に6ポイント差を、二つ少ない6位リバプール(Liverpool FC)に7ポイント差をつけている。

 レスターとアストン・ビラ(Aston Villa)との2試合を残すチェルシーのトゥヘル監督は、「常に大一番で、安心できるような試合は一度もなかった」と話した。

「もしきょうの試合で気が抜けた選手がいたのであれば、学習するのに最後の機会かもしれない」

「まだ自力でいける。またチャンスを逃してしまったが、いくつも良い結果を手にしている。今は敗戦に対処しなければならない」

 またトゥヘル監督は、公式戦8試合ぶりの黒星を喫した責任は、8日に勝利したマンチェスター・シティ(Manchester City)戦から7人を入れ替えた自身にあると話した。

 15日にレスターとのFAカップ(FA Cup 2020-21)決勝を控える指揮官は、「メンバーを入れ替えたことで、土曜日の試合が自分の心の中にあるというサインをチームに出してしまった」と悔やんだ。

「たとえ1パーセントでも5パーセントでも、罰を受けたということは、これはわれわれのアプローチのやり方ではなかった。納得し難いし受け入れ難いが、他に方法はない」 (c)AFP