【5月13日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2021)は12日、第5ステージ(モデナ~カットーリカ、177キロメートル)が行われ、ロット・ソウダル(Lotto Soudal)のカレブ・ユアン(Caleb Ewan、オーストラリア)がゴール前のスプリント勝負を制して区間優勝を飾った。イスラエル・スタートアップネーション(Israel Start-Up Nation)のアレッサンドロ・デマルキ(Alessandro De Marchi、イタリア)が、総合首位を守っている。

 ジロ通算4勝目を挙げたユアンは、チーム・クベカ・アソス(Team Qhubeka Assos)のジャコモ・ニッツォロ(Giacomo Nizzolo、イタリア)を2位に抑えた。ニッツォロはこれでジロでは通算11回目の区間2位となり、ステージ制覇をいまだに達成できていない。

 3位にコフィディス(Cofidis, Solutions Credits)のエリア・ヴィヴィアーニ(Elia Viviani)、4位にはボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)が続いた。

 平たんなコースでのレースは当初は何事も起きなかったが、残り5キロメートルほどのところで発生したクラッシュにより、バーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のミケル・ランダ(Mikel Landa、スペイン)がリタイアすることになった。

 第4ステージを制覇したUTE(UAE TEAM EMIRATES)のジョー・ドンブロウスキー(Joe Dombrowski、米国)が中央分離帯に衝突して集団の中で転倒すると、そこに突っ込んだランダは道路から担架に乗せられて運ばれた。

 ドンブロウスキーはその後レースを続行できたものの、ランダのジロは病院で終わることになった。(c)AFP