【5月12日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2021)は11日、第4ステージ(ピアチェンツァ~セストラ、187キロメートル)が行われ、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のジョー・ドンブロウスキー(Joe Dombrowski、米国)がステージ優勝。2位に入ったイスラエル・スタートアップネーション(Israel Start-Up Nation)のアレッサンドロ・デマルキ(Alessandro De Marchi、イタリア)が総合首位に浮上した。

 激しい雨の降る山岳ステージで29歳のドンブロウスキーは、40キロ過ぎから25人の逃げ集団に入り、残り5キロの急坂で同じく逃げ集団の一員だったデマルキを振り切り、そのまま13秒差をつけてジロ初勝利を挙げた。ここまでの大会で最も厳しいステージを制したドンブロウスキーは、グランツール(三大ツール)での初白星も飾っている。

 一方のデマルキは前日までトップに立っていたイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のフィリッポ・ガンナ(Filippo Ganna、イタリア)を抜き、5回目のジロで34歳にして初めて総合首位のマリアローザ(ピンクジャージー)をまとうことになった。ドンブロウスキーが22秒差の総合2位につけている。(c)AFP