【5月12日 AFP】アンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)とタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)の世界ヘビー級王者同士の対戦が、8月前半にサウジアラビアで行われる見込みであることが分かった。プロモーターのエディー・ハーン(Eddie Hearn)氏が11日に明かした。

 WBAスーパー・IBF・WBO王者のジョシュアと、WBC王者のフューリーとの統一戦は、数週間前から詳細が決まる寸前だと言われているが、今のところ両陣営から正式な発表はない。

 その中でフューリー側のプロモーターを務めるボブ・アラム(Bob Arum)氏は先日、7月か8月の実現は「暗礁に乗り上げている」と話していたが、ジョシュア側のプロモーターであるハーン氏は、日取りと会場の決定に近づいていると明かした。

 ジョシュアは2019年12月、サウジアラビアで行われたアンディ・ルイス・ジュニア(Andy Ruiz Jr、米国)との再戦で三つのベルトを取り戻し、直後にWBC王座を獲得したフューリーと激突する流れがそこで生まれた。

 ジョシュア対フューリー戦の日取りについて聞かれたハーン氏は、英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対して「8月7日か14日だ」と答え、「非常にとんでもない秘密として、ファイトをサウジアラビアで行うことを伝えよう。この情報は出しても構わない。ボブ・アラムがすでにやっている」と語った。

「アンディ・ルイス戦のときに仕事をしたのと同じ人たちだ。あれは盛大なイベントだった。彼らは素晴らしいパートナーでもあったし、非常に好感が持てた」

 またハーン氏は、8月8日に閉幕する東京五輪と重なるのを避けるためにも、14日の方が望ましいと示唆している。(c)AFP