【3月16日 AFP】ボクシング、WBAスーパー・IBF・WBO世界ヘビー級王者のアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)とWBC同級王者のタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)が、統一戦を2試合戦う契約にサインした。ジョシュアのプロモーターを務めるエディー・ハーン(Eddie Hearn)氏が15日に明らかにした。

 待望の英国人対決の場所と日時は未定だが、ハーン氏によると、会場は「来月中」に決定する見通しであるという。一部報道では、2019年12月にジョシュアがアンディ・ルイス・ジュニア(Andy Ruiz Jr、米国)との再戦に勝利した、サウジアラビアが最有力と伝えられた。

 両者のファイトマネーの配分は、1戦目が5割ずつ、2戦目が王者6割で敗者4割となっており、それぞれが1億ポンド(約151億8000万円)ずつ稼ぐとみられている。

 ジョシュアは衝撃的なKO負けを喫したルイス戦のリベンジを果たした後、昨年12月にはIBFの指名挑戦者クブラト・プレフ(Kubrat Pulev、ブルガリア)を退けてタイトル防衛に成功。対するフューリーは、同年2月にデオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder、米国)を倒してWBCの王座を奪取したのを最後に、1年以上も実戦から遠ざかっている。

 四つのヘビー級ベルトが一つのファイトで争われるのは、これが初めてとなる。同級で最後に統一王者となったのは、1999年から2000年にかけてのレノックス・ルイス(Lennox Lewis)氏となっているが、統一王者の称号を得るには今ではWBOのベルトが必要になっている。(c)AFP/Kieran CANNING